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コラム

マヌカハニーの残留農薬への取り組みや現地養蜂の素晴らしいこと

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こんにちは。 ハニーマザー代表の西田です。

ニュージーランドのはちみつと言えば、マヌカハニーですが、実はマヌカハニー以外のはちみつも世界随一の品質を誇るのが、ニュージーランドはちみつです。

今回は日本や他の国と比べてニュージーランドの養蜂がすぐれている点、また昨今問題になっている農薬が与える養蜂環境への取り組みについてお話させていただきました。

 

ニュージーランドでの養蜂の特徴

ニュージーランドと言えば「羊」「ラグビー」などが有名ですが、実は養蜂についても環境やルールが世界的に見て大変優れた国でもあります。

ニュージーランドは「全土が北海道のような雄大な自然から成る国」という条件が単純に養蜂環境に適しているということもありますが、加えてニュージーランド政府が第一次産業に力をいれているため、規制やルールが厳しく、自然と品質の高いものが生産・流通します。

養蜂においては「みつばちに抗生物質を使ってはいけない」という日本を含む他国では信じられないような厳しいルールがあります。

薬を使わない養蜂とは

みつばちは病原菌に弱く、菌から自分たちを守るために、針葉樹から採れたヤニを体内で加工し巣箱にバリアを作ります。

これが「プロポリス」

みつばち達の自然行動においては、このプロポリスが一番の病気予防になりますが、人が介入する養蜂では「抗生物質投与」が最も有効な手段になります。

抗生物質をエサと一緒に与えるとみつばちは病気になりにくく、養蜂家にとっても生産ロスのリスクが少なくなります。

しかし、はちみつに抗生物質が残留するリスクがあり、残留しないように工夫はしているものの、日本産はちみつでも過去に規定以上の残留があり大規模なリコールになったこともあります。

日本でも一部のプレミアムなはちみつでは、抗生物質を与えない養蜂を用い販売しているものもありますが、ニュージーランドの養蜂はこれがスタンダード。

ニュージーランドのはちみつの品質がいかに高いかがお分かりいただけるのではないでしょうか?

はちみつの残留農薬について

はちみつはみつばちが自由に飛び回って集めるものなので、近くに農家や公園があると散布されている農薬の影響は必ず受けてしまいます。

ネット上にある一部の記事では「みつばちは農薬がついている植物からはみつを摂らない」という都市伝説のような情報もありますが、田畑に限らず公園の植栽やガーデニングにも除草剤が使われている昨今では、農薬散布の影響を受けてしまう可能性はみつばちも例外ではありません。

日本国内で採れたはちみつには残留農薬基準が設けられていないため、どの程度国内のはちみつが影響を受けているか?は知るすべがありません。

いっぽう海外から来るはちみつには暫定の残留農薬基準が設けられています。

これについては過去に詳しく書いていますので、是非ご一読いただけたらと思います。

私達ハニーマザーでは動画内でもお伝えしているように、年間100品目以上のはちみつに対して、残留農薬検査を限界値まで実施しております。

この結果で過去に一度も残留があったことがないことからも、ニュージーランドの養蜂の素晴らしさをお分かりいただけるのではないでしょうか?

誰が作ったか分かるミエルカ

ニュージーランドはちみつの品質保持の取り組みとして、トレーサビリティというシステムを随分昔から実施しています。

最近では日本でも、高級牛などがどの場所で誰が育てたか?ということが明記されたりしているものがありますが、ニュージーランドのはちみつについても、いつ誰がどの場所で採取したか?というものが追跡できるようになっています。

またハニーマザーでは、はちみつをパッキングする際に、どのラインで誰が詰めたか分かるよう、ジュリアンコードというものをラベルに印字して、品質管理に努めています。

こうして自然環境から最終のパッキングまで最新の注意を払って日本に入ってきたものだけを皆様のお手元にお届けしております。

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この記事を書いた人

西田智祐

西田智祐

株式会社ハニーマザー代表。東京のデザインホテルのバーで、バーテンダーとして修業後、独立を目指し神戸へ帰郷するも、創業者である母親の病をきっかけにハニーマザーに入社。その後ニュージーランドで語学・文化・蜂蜜について学ぶ。人と接することが好きで、お酒を交えての談笑は至福の時間(大人数は苦手)。休日は家族と過ごしたいが、ティーンの娘に疎まれることもしばしば。

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