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コラム
田んぼから生まれるスイーツ
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全国的に梅雨空が広がる6月。今年の秋に収穫できる山田錦の田植えに参加させていただきました!
特に今回は手で苗を植えるという貴重な経験ができ、いつかこの体験を田田田堂スイーツをご愛顧いただいている皆様と現地でシェアできれば。。。
そんなことを想いながら額に汗して田田田堂の魂を植えて参りました!
田田田堂スイーツの主原料は「米」
ハニーマザーのスイーツブランド「田田田堂-たたたどう-」は全てグルテンフリー。その主原料である米粉の源はもちろん田んぼにあります。
今回田植えをするのは、5月に種まき体験をさせてもらった時の苗を使います。
お米の品種にもより田植えの時期は若干異なるものの、この時期米農家さんは田植えで大忙し。
そんな猫の手も借りたい忙しい時期に伺っても、ニコニコといつもの笑顔で迎えて下さる 藤岡さん(28歳)。
私たちの田田田堂の米粉を作るうえで欠かせないパートナーであり、山田錦発祥の地、多可町有機農業の要でもあります。
そんな若きエースも手で田植えをするのは今回が初めてとのこと!
特に無農薬栽培と呼ばれるような農法では「手作業で行われている」なんて思っている方も少なくないのではないでしょうか?
私も去年まではそんな勝手な想像をしている中のひとりでしたが、現場の方と関わることで、特に薬を使わない有機栽培農法の場合は、いかに少ない人数で効率よく機械化していくか?というものが持続可能な農業の肝になると知りました。
小さな田んぼで田植え体験
この農場の山田錦米の田んぼの大きさは全部で東京ドーム約1.3個分に及び、その内の5分の1が完全無農薬で育てる有機JAS規格。
今回お借りした田んぼの大きさでは、約40kg程度の収穫見込みになるので、全体からみれば本当に小さな田んぼになります。
田植えに参加したのは、素人&子供という理由もありましたが、 それでも4名がかりで2時間程度は要し、人の手でする作業の大変さを実感。
この米が秋には収穫を迎えて、田田田堂の米粉の一部として扱えるのか~と思うと、その思いはひとしおでした。
秋にはこの田んぼで育ったお米が様々な人の力を借りてこのようなスイーツに変わり全国の皆様にお届けしていきます。
凄いぞヤン坊マー坊!機械の力は偉大
田植えをしているメンバーをよそに、大きな有機JASの圃場を見学に徒歩で10分ほどの場所に移動。
そこで見たのは現代農業のすごさ。
ヤンマーさんの田植え機の素晴らしさに感動しました。。
先ほど4名で2時間ほどじっくり植えた田んぼなら、この機械であれば2~3分で終えることができそうな素晴らしい能力。
気持ちの良いほど、きれいに等間隔でどんどん苗が並んでいきますが、これがとても重要なのだそう。
農薬を使わない田んぼでは、様々な草が生えますが除草に薬を使うことができないため、等間隔に植えていれば機械で一気に草抜き作業をすることができます。
しかし手作業の田植えの場合、苗を真っすぐに植えることが困難なため、除草機を入れてしまうと苗をつぶしてしまい薬に頼らざるを得ないことになるそうです。
広大な有機栽培の圃場を見学し、先ほどの小さな田んぼに戻ってみるとまだ作業継続中。
そして苗がしっかり曲がっている・・・
「これでは草抜き機は入れない」と話しましたが、小さな田んぼなので今年は手で雑草を抜きながら有機の山田錦としてしっかりと育てることに。
有機の田んぼにはどんな植物が同居してくるのか?これもまた一興かもしれません。